葉酸の豆知識:推奨摂取量

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、成人男女の葉酸推奨摂取量は1日あたり240μg、妊婦は480μg、授乳婦は340μgの摂取が推奨されています。多く含まれる食品は、レバーや野菜、果実などですが、熱に弱いため調理で破壊されてしまいます。また、食品として摂取した場合の吸収率は悪いことがわかっていますので、意識して摂取する必要があります。

 

葉酸は、細胞分裂に不可欠な存在で、赤血球を作り出す働きもあり、「血を作るビタミン」とも呼ばれます。不足すると、貧血や免疫機能低下や消化管の機能異常などの症状が現れます。不足した場合にはホモシステインが増加して、動脈硬化のリスクを高めることも判明しました。その他、心臓病や大腸ガンのリスクを高めるという報告もあります。

 

また、母子手帳にも記載されているように、妊娠とも関わりが深い栄養素です。妊娠初期には細胞分裂もさかんなので、赤ちゃんの脳や脊髄など重要な器官を形作るためにも、十分な摂取が必要です。そのため、厚生労働省では、神経管の先天異常を回避するためにも、妊娠の1ヶ月前から妊娠3ヶ月の時期の女性は、食事からの摂取に加えて、栄養補助食品などから1日400μgの葉酸を摂るようにを呼びかけています。